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レアメタルの分析

レアメタルとは、非鉄金属のうち希少価値の高い金属のことであり、半導体産業(タングステン・モリブデン・ニッケル)や自動車産業(白金・パラジウム)、航空機産業で主に使用されています。但し、産出国が中国やアフリカ諸国など特定の国、地域に偏在していることから入手が困難であり、新たな資源供給源として都市鉱山*などからのリサイクルが重要視されています。
  弊社では、ICP質量分析計による廃電子機器などのレアメタルの分析を行っています。

* :都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源 (レアメタルなど)を採掘可能な資源と考えて鉱山に見立てたものです。

レアメタルとは

非鉄金属のうち、主にリチウムやベリリウム及びレアアース(希土類元素)17元素を含む47元素で、電子材料や磁性材料のほか、金属切削加工や自動車部品の加工などにも使用されています。

レアアース(希土類元素)とは

原子番号21番のスカンジウム(Sc)、39番のイットリウム(Y)とランタノイドの57番のランタン(La)から71番のルテニウム(Lu)を加えた計17元素で、代表的なものは、磁石や光デイスクに使用されているネオジム(Nd)やテルビウム(Tb)などです。

レアメタル一覧

レアメタル一覧

分析方法

製品中のレアメタル等の暫定分析方法(社)廃棄物資源循環学会物質フロー研究部会を原則とする多元素同時分析が可能なICP 発光分光分析装置、ICP 質量分析装置による定量方法。

分析対象

製品中のレアメタル等【国家備蓄7 鉱種:Ni,Cr,W,Co,Mo,Mn 及びV、要注視10 鉱種《Pd,Pt,Nb,Sb,Zr,Sr,Ta,Ga,In 及び希土類(Sc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb 及びLu)》、貴金属:Ag 及びAu、主要元素:Al,Fe 及びCu、有害元素:Cd 及びPb】 なお、Ag についてはここで示す暫定法では十分な回収が得られていません。参考法として示す方法によります。

測定機器

関係法令等

・廃棄物・リサイクル対策(環境省)
・レアメタル確保戦略(経済産業省)
・廃棄物処理及び清掃に関する法律

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