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HBCD PBDE (臭素系難燃剤の一種)

HBCDの場合、LC-MS/MSによる測定のためGCと違い、測定時の熱異性化がなく、正確な異性体(α、β、γ)別の定量ができます。
PBDEの場合、HRGC/MSによる各異性体ごとの定量が可能です。

臭素系難燃剤とは

臭素系難燃剤とは、家電製品の筐体などで用いられているプラスチック、ゴム、また、カーテンなど織物などの可燃性物質に添加して、燃焼速度の減少または抑制させるために使用される臭素化合物です。
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代表的な臭素系難燃剤として、(ポリ)ブロモ(=ブロミネーティッド)ビフェニールPBB(polybrominated biphenyls)とポリブロモ(=ブロミネーティッド)ビフェニールエーテル(ポリブロミネ−ティッドビフェニ−ルオキサイズ) PBDE(polybrominated diphenyl ether)、TBBPA(テトラブロモビスフェノールA)、1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)」があります。臭素系難燃剤のうち、PBBとPBDEは、欧州連合(EU)で検討されている『電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限(RoHS)に関する指令(案)で規制対象となっています。
PBBには、甲状腺ホルモンかく乱作用があると報告されており、現在日本では、生産・使用及び輸入販売されていません。環境中では、底質、魚介類などにおいて検出されています。また、PBDEには、環境中では、底質、環境大気、魚介類などにおいて、デカブロモジフェニルエーテル(DeBDE)を中心として各同族体が検出例が報告されています。1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)も底質などにおいて検出例が報告されています。

HBCD及びPBDEの使用状況と分析方法

臭素系難燃剤の一種であるポリ臭素化ジフェニルエーテル類(PBDEs)の使用規制がRoHS指令をはじめとして進められています。一方、臭素系難燃剤の一種「1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)」は、世界で年間約16,700トン、日本で2,200トンが使用され、PBDEsの代替物質としても着目されています。HBCDは高分解能GC/MSでの分析の報告がありますが、GCへの注入時に加熱による異性体化が起こるので、LC-MS/MSによる測定を推奨します。PBDEについては高分解能GC/MSでの分析を行います。

分析項目一覧

下記の媒体の実績があります。
● HBCD;電気製品の筐体、繊維(布)、底質
● PBDE;底質

各種基準及び測定方法

● HBCD ; LC-MS/MSによる方法
● PBDE ; HRGC/MS

関係法令

● 上述のように日本国内における法令上の規制、基準はありません

主要設備・名称

帝人エコ・サイエンス梶@学会発表

タイトル出典筆者名
LC/MS/MSを用いた循環資源・廃棄物中の臭素系難燃剤ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)の異性体分析法開発環境ホルモン学会第8回研究発表会要旨集,p131(2005)高橋真、鈴木茂、田辺薫、末岡峯数、大岩俊雄、酒井伸一
環境試料中の臭素系難燃剤の測定方法開発 −LC/MS/MS法によるHBCD異性体の測定− 環境と測定技術 34 No.2(2007) pp11-13 揚妻友彦
臭素系難燃剤を含む布地中のHBCD異性体のLC/MS/MSによる測定方法検討第17回環境化学討論会講演要旨集、 環境化学討論会、p508-509(2008年3月)末岡峯数,大岩俊雄,梶原夏子,滝上英孝
Determination of flame-retardant hexabromocyclododecane diastereomers in textiles Chemosphere. 2009 Mar;74(11): 1485-9 Natsuko Kajiwara, Minekazu Sueoka,
Toshio Ohiwa, Hidetaka Takigami
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