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商品案内

作業環境中のN-メチル-2-ピロリドン(NMP)濃度の測定を行います。

■N-メチル-2-ピロリドン(NMP)は、石油化学工業、マイクロエレクトロニクス製造業、顔料・化粧品・医薬・殺中剤・除草剤・殺菌剤など各種化合物の製造で用いられています。また、塩素炭化水素の代替品として使用量は増えつつあります。

■弊社では、作業環境中のNMP濃度を、固体捕集―GC(ガスクロマトグラム)法で測定しています。

物性及び許容濃度

物の種類
N-メチル-2ピロリドン
分子量
99.13
化学式
C5H9NO
CAS登録番号
No.872-50-4
密度
1.028g/cm3
融点
-23~-24.4℃
沸点
202℃(101.3Pa)
蒸気圧
39Pa(20℃)、45Pa(25℃)
ヘンリー定数
1.6×10-3Pa・m3/mol(25℃)
溶解性
アルコール、エーテル、酢酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに可溶
許容濃度※
(日本産業衛生学会:2007年版)
1ppm、4mg/m3

※許容濃度とは、労働者が1日8時間、週40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に暴露される場合に、当該有害物質の平均暴露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度。

有害性及び用途

主な有害性
性状
用途
構造式
皮膚刺激
強い目刺激
無色の液体
アミン臭がある
石油化学工業の抽出溶媒、マイクロエレクトロニクス
製造業の剥離・清浄用途、顔料・染料・殺中剤・除草剤・
殺菌剤の製剤等に使用。

試料採取方法及び分析方法

対象物質
作業環境測定の方法
定量下限値
試料採取方法
分析方法
N-メチル-2ピロリドン 固体捕集法 ガスクロマトグラフ分析法
0.1ppm

お問い合わせ・申し込み方法

お問い合わせ、試験の申し込みは、最寄りの事業所/営業部にお願いします。
→最寄りの事業所/営業部はこちら

参考資料

許容濃度等の勧告(2013年度)〔平成25年5月14日 日本産業衛生学会〕

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